高校野球で行われているケガ予防・熱中症対策まとめ

こんにちは!
アスレティックトレーナーズルーム BASE代表の
須川 雄介(すかわ ゆうすけ)です。

このブログでは、スポーツ現場で
アスリートのコンディション作りを
サポートする専門家
”アスレティックトレーナー”が、
アスリートや運動愛好家、また
そのご家族や指導者の方々に役立つ情報を
発信していきます!

第58回も
高校野球7イニング制と
選手を守る安全管理

について考察します

目次

「7イニング制だけ」では
選手をケガや熱中症からは守れない

前回の記事では、

現在高野連が進めている
7イニング制への変更で
本当にケガや熱中症から
選手を守れるのか?
という視点から問題点を整理しました

確かにイニング数を減らすことで
身体の負担は減るかもしれませんが、
それだけでケガや熱中症の問題が
根本的に解決するわけではありません

そこで今回から2回に分けて、
高校野球の現場を見てきた
アスレティックトレーナーの立場から、
選手を守るために必要な具体的な仕組み
について考えてみたいと思います

まずは現在行われている
ケガ予防・熱中症対策の取り組みの整理
から

高校野球で実際に行われている取り組み

もちろん現在の高校野球で、
ケガ予防や熱中症対策が
何もなされていないわけではありません

ケガ予防の取り組み

例えばケガ予防に関しては、

選手たちがけがによって
野球をあきらめることがないよう、
地元の医師や理学療法士、トレーナーらと連携した肩、ひじ検診の実施や、
けが予防、コンディショニングに関する
講習会の開催を助成
しています。


-公益財団法人 日本高等学校野球連盟HP
けが予防 | 200年構想 | 日本高等学校野球連盟)より引用

特に甲子園大会では
大会前毎試合後に必ず
出場選手に対して
理学療法士や医師による肩肘検診
行われています

また2020年から公式戦におけるルールとして

投手の1週間500球以内投球制限

が医学的データをもとに設定され、
一人の投手が極端に多い球数を
投げることが無いように考えられています

熱中症対策の取り組み

熱中症対策としては、

野球用具の規則でこれまで黒色のみに
制限されていたスパイクの色を、
2020年度からは熱を吸収しにくい

白色も使用可に

試合の途中で休憩・給水時間を設ける
クーリングタイムの設定

さらには高野連のホームページでも
熱中症対策に必要な取り組みや準備が
まとめられています

また甲子園大会では上記の取り組みの他に、

ベンチ裏に暑さ対策専用の
スペースが設けられ、

理学療法士の指導のもと
クーリングタイム中に
体温調節や水分・栄養補給が
出来るようになっています

まとめ

紹介してきた取り組みは
ケガや熱中症を予防するために
一定の効果がありますが、
これだけでケガや熱中症を
全て防げるわけではありません

前回もお伝えした通り、
試合当日だけでなく
日頃のコンディション作りが重要

だからです

しかし私が見聞きしてきた中で、
強豪校や指導者の理解があるチームは
それぞれでトレーナーをつけて
より専門的に・継続したコンディション作りに
取り組んだりしていますが…

特に地方大会レベルでは
十分な対策が出来ていないケースも
少なくありません

もちろん様々な事情で
実践が難しい場合もあるとは思いますが、
本当に高校野球に取り組む全ての選手の
健康や人生を守ることを目指すのであれば
もう一歩踏み込んだ対策が必要ではないか?

と思っています

そこで次回の投稿では、
アスレティックトレーナーの立場から
全ての高校球児の
健康や人生を守るための取り組み

について考えます

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この記事を書いた人

岩手県出身/
「トップアスリートの当たり前」を「みんなの当たり前」に
スポーツ科学を基に、ケガ予防・コンディション作りのための知識からエクササイズまで発信します❗

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