「アスレティックトレーナーズルーム BASE」代表の須川 雄介(すかわ ゆうすけ)
です。
このブログでは、スポーツ現場で選手のコンディションを総合的にサポートする
”アスレティックトレーナー”が、
アスリートや運動愛好家、またそのご家族や指導者の方々に役立つ情報を発信していきます!
第23回も前回に引き続き、
運動・スポーツで
良いパフォーマンスを発揮するための水分補給
について解説していきます❕
”正しく” ”十分に” 水分補給出来ていますか?
特に夏場の暑い時期には
水分補給の重要性
がよく言われますが、
熱中症対策 だけでなく、
練習や試合で良いパフォーマンスを発揮するためのコンディション作り
として季節に関わらず重要です
しかし自分では気を付けているつもりでも
必要なもの を 必要な量
補給出来ていない場合が多く見受けられます…
また、
運動前・中・後でそれぞれ必要な量や飲むものが変わります
今回ご紹介する運動後 は
特に水分補給がおろそかになりがち
なので、しっかり確認していきましょう❕
何を飲めば良いの?
運動後の水分補給には
アイソトニック飲料 が最適❕
アイソトニック飲料 は人間の体内にある水分と同じ濃さで作られているため、
運動前と同様に
汗をかく量が減る安静時の水分補給に適している
また
ビタミン アミノ酸(BCAA) 入りのものにすると、
・疲労、筋損傷の回復
・エネルギー補給
を助けることが出来ます
一方、
水だけ エナジードリンク コーヒー 緑茶 烏龍茶 紅茶
は、必要なミネラルや塩分が含まれていない
利尿作用によって飲んだ分だけ水分が出ていってしまう
ため運動前の水分補給には向いていません。
意外と自販機やコンビニで安く買えるからといってこのあたりを飲んでいるのをよく見かけます。
注意しましょう❕
どの位飲めば良いの?
発汗量=(運動前の体重ー運動後の体重)㌘ × 1.5㎖
運動中ももちろん気をつけて水分補給をしていると思いますが、
どうしても足りない部分は出てきてしまいます。
そこで、運動後にも失った水分をしっかり補給する必要があります
これを実施するために、
朝起きた時 運動後出来るだけ早く体重を測りましょう!
※運動後測る時は汗をかいた服を脱ぐ・着替えるなど、
出来るだけ朝起きて測る時と同じ条件で測りましょう
体重の変化が分かりづらくなってしまいます
これを測っておくと、「どの位飲めば良いのか」だけでなく
運動中に十分水分補給が出来ていたか
脱水症状が起きていないか
を確認する目安にもなります。
一般的には、
体重の2%以上減少 尿の色が濃く・量が少なくなっている
場合には脱水症状が起きており、水分補給が不十分と判断することが出来ます
まとめ
ここまで運動前・中・後の水分補給について解説してきましたが、
こういった水分補給をどれだけ正しく・必要な量行えるかどうかで
が大きく変わります。
強いチームやトップアスリートほど、こういったプレー以外の部分の意識も高いもの。
ぜひ意識して取り組んでみてください!
コメント