冬に起こりやすいケガへの対策 【シンスプリント】

こんにちは!
アスレティックトレーナーズルーム BASE代表の
須川 雄介(すかわ ゆうすけ)です。

このブログでは、スポーツ現場で
アスリートのコンディション作りを
サポートする専門家
”アスレティックトレーナー”が、
アスリートや運動愛好家、また
そのご家族や指導者の方々に役立つ情報を
発信していきます!

第27回は、
冬の練習やトレーニングで起こりやすいシンスプリントへの対策
について

これからの冬の寒い時期、
試合や大会がひと段落した競技では

などの 
身体作り 体力作り

の割合が増えている人も多いと思います

シーズン中は試合や他の練習との兼ね合いで
トレーニングに時間を割けない場合も多く、

次のシーズンで
より良いパフォーマンスを
発揮するためには非常に大事な期間です

一方で、

トレーニングの負荷が急激に増える

動作やトレーニングの繰り返しで
 同じ部位に負荷が掛かる

ことで

ケガや不調が増える時期でもあります

この時期にケガをしてしまうと

リハビリや治療に時間を取られて
十分なトレーニングが積めない


身体・体力作りが間に合わない

シーズンが始まっても思うように
パフォーマンスが上がらない・
発揮できない

ということにもなりかねません

そこで今回は、冬のトレーニング期に良く起こる
シンスプリントについて
詳しく解説していきます!

目次

シンスプリントってどんなケガ?

冬に同じ動きのトレーニングや
ダッシュ・ジャンプの繰り返しが増えたり

筋肉や体重を増やした時
起こりやすいのが分かりますね

シンスプリント対策のセルフケア

セルフケアのポイントは

・足の指がしっかり動かせること
・足の裏を柔らかくしておくこと
・足首を大きく動かせること
・すねの筋肉を柔らかくしておくこと

そのためには

などがおススメです!

また
シンスプリントが起こるような負担に
耐えられるようになるために

・足首周りの筋力
・膝や股関節の使い方
・ランニングやジャンプのフォーム

なども整えておく必要があります
ただしこれらの課題や取り組み方は
人によって異なる
ので、
キチンと専門家にチェック・
アドバイスしてもらいましょう!

なってしまったらどうする?

まず疑わしい症状が出たら
必ず整形外科で診察を受けましょう
似たような場所や症状で
すねの疲労骨折 

コンパートメント症候群

といった
より重いケガが隠れている場合があります
特に

すねの下の方だけでなく、
 真ん中や上にも痛みが出る


時間が経っても痛みが減らない

場合は注意が必要です

整形外科でシンスプリントの診断が出たら
痛みが出ている間は基本的に
足に負担の掛かるような運動は禁止

運動中止の期間は
症状の度合いや人によっても変わりますが
症状が軽い・初期段階

2週間程度

症状が重い場合だと

1~3か月程度
が目安となります

はりきゅう
ラジオ波・超音波
電気治療(種類による)

などの治療を行うと、
症状が軽減するまでの期間を短く出来る
可能性があります

その後
痛みが落ち着いて医師からもOKが出たら
運動を再開していく
わけですが…

痛くなくなったからといっていきなり

いつも通りの練習やトレーニングに
戻してはいけません!

・急激に運動の負担を増やす

・負担の原因となる身体の使い方や
 筋力、柔軟性不足がそのまま

この状態で運動を再開してしまうと
せっかく落ち着いた痛みが再発して、
また症状が落ち着くまで
休まなければならなくなる

最悪
疲労骨折などのより重いケガが
このタイミングで起こってしまう

可能性も…

そのため
医師やトレーナーなど専門家に
状態をチェックしてもらいながら

足の負担の原因になる
身体の使い方や筋力、柔軟性を改善する
リハビリをしながら

徐々に運動量や負荷を増やしていく
必要があります

痛みや症状が落ち着いてから
さらにこの段階を踏まなければならない

ので、
練習や試合に100%復帰するまでには

短くて3週間程度

長いと数か月
かかると考えておかなければなりません

まとめ

このようにシンスプリントは

症状が落ち着くまでの期間が長い

無理して動き続けたり
 中途半端に復帰すると
 症状が悪化、長引きやすい

厄介なケガです

この長い期間思うように
練習やトレーニングを積めなくなる

ことを考えると、
普段のケアや予防がどれだけ大事か
分かっていただけると思います

毎年この時期は
痛くなるよね~

なんて軽く済ませずに、

・身体のコンディション

・運動やトレーニングの量、強度

・練習、トレーニング場所の

 気温や地面

・靴などのトレーニング道具

などをチェックしながら
冬を乗り越えられるようにしましょう!

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この記事を書いた人

岩手県出身/
「トップアスリートの当たり前」を「みんなの当たり前」に
スポーツ科学を基に、ケガ予防・コンディション作りのための知識からエクササイズまで発信します❗

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