クールダウンの実際~練習・試合直後編~

「アスレティックトレーナーズルーム BASE」代表の須川 雄介(すかわ ゆうすけ)
です。
このブログでは、スポーツ現場で選手のコンディションを総合的にサポートする
”アスレティックトレーナーが、アスリートや運動愛好家、またそのご家族や指導者の方々に役立つ情報を発信していきます!

第13回は、
実際どのようにクールダウンすればいいの?
について解説します!

はじめに

前回の記事で

クールダウンによって身体に何が起きるのか? 
どういう状態にすればよいのか?

を学びましたが、今回は
実際のクールダウンの流れ
について解説します❕

必ずこの流れで行わないといけないというわけではありません❕
特に一日に何試合もある場合は、調整が必要になります。
時間場所状況を考慮して、その時にできるベストを考えて行いましょう❕

目次

練習・試合直後編

ジョギング・ウォーキング

血流や呼吸循環機能を正常に戻す疲労物質を利用させるために行います。
ポイントは

リラックスして喋りながら出来る位の強度で行う
その代わり動きを急に止めない(時間内は動き続ける)
10~15分

LSD (Long Slow Distance)とも言われるが、動き続けるのであればウォーキングでも構いません。
またトレーニングのように一生懸命走る必要は一切ありません❕
練習や試合の振り返り、または雑談でもなんでもいいのでリラックスしながら行いましょう❕

ストレッチ

筋肉の柔軟性回復 関節可動域の向上 身体のバランスを正常に戻す

これも

ゆっくり気持ちよく伸ばせる範囲で
(強くやりすぎると効果も出ないし興奮状態が収まらない)
しっかり呼吸を合わせながら

やることが重要になります。

水分・栄養補給

ここまで意識して取り組めているチーム・選手はどれくらいいるでしょうか?
次の練習・試合にむけてきちんと身体を回復させるために何となくドリンクを飲む・補食を食べるだけではなく
より早く必要な栄養素・量を取り入れる
ことが必要になります。そのため
ジョギングやストレッチと同時に始め、終わった後に不足分を摂取する
のが理想です。

これはあくまで目安で、
同じ日に試合があるか 競技種目や運動の種類
によっても変わってきますが、
何がどのくらい必要で自分はそれを摂取出来ているか
は把握しておく必要があります。

まとめ

今回の内容は
いかに次の練習や試合に向けて身体を回復モードに出来るか
というスピード勝負です。
もちろん時間や場所・状況によっては難しい場合もあるとは思いますが、
運動後から時間が経てばたつほど回復に必要な時間も長くなってしまいます。
「何をすべきか?」「何が出来るのか?」をしっかり事前に把握・準備してコンディションを整えていきましょう❕

次回は「家に帰ってから何をすればいいのか?」について解説します❕

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この記事を書いた人

岩手県出身/
「トップアスリートの当たり前」を「みんなの当たり前」に
スポーツ科学を基に、ケガ予防・コンディション作りのための知識からエクササイズまで発信します❗

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