「アスレティックトレーナーズルーム BASE」代表の須川 雄介(すかわ ゆうすけ)
です。
このブログでは、スポーツ現場で選手のコンディションを総合的にサポートする
”アスレティックトレーナー”が、
アスリートや運動愛好家、またそのご家族や指導者の方々に役立つ情報を発信していきます!
第21回は、
運動・スポーツで
良いパフォーマンスを発揮するための水分補給
について解説していきます❕
”正しく” ”十分に” 水分補給出来ていますか?
特に夏場の暑い時期には
水分補給の重要性
がよく言われますが、
熱中症対策 だけでなく、
練習や試合で良いパフォーマンスを発揮するためのコンディション作り
として季節に関わらず重要です
しかし自分では気を付けているつもりでも
必要なもの を 必要な量
補給出来ていない場合が多く見受けられます…
また、
運動前・中・後でそれぞれ必要な量や飲むものが変わる
ので、それぞれの正しい方法を確認していきましょう❕
今回は 運動前
何を飲めば良いの?
運動前の水分補給には
アイソトニック飲料 が最適❕
アイソトニック飲料 は人間の体内にある水分と同じ濃さで作られているため、
汗をあまりかいていない安静時に吸収しやすい
という特徴があります。
また糖質が多く含まれているので運動前のエネルギー補給
も手助けしてくれます
一方、
水だけ エナジードリンク コーヒー 緑茶 烏龍茶 紅茶
は、必要なミネラルや塩分が含まれていない
利尿作用によって飲んだ分だけ水分が出ていってしまう
ため運動前の水分補給には向いていません。
意外と自販機やコンビニで安く買えるからといってこのあたりを飲んでいるのをよく見かけます。
注意しましょう❕
どの位飲めば良いの?
目安としては
運動4時間前くらいから体重(kg)× 5~7㎖
ポイントは こまめに少しづつ飲む こと
人間が一回に吸収できる水分量は
200~300㎖(コップ1杯 あるいは ペットボトル1/3程度)
と言われているので、
これ以上がぶ飲みしても体内に吸収しきれず
逆にコンディショニングの妨げになります
よく選手には、バスや車で練習・試合会場への移動がある場合には
移動中にペットボトル1本飲み切るように
という話をよくします
まとめ
要は 運動前に体の中に十分な量の水分・ミネラルをストックしておく
ことが重要になります。これが出来ていないと、
いくら後から水分補給しても、運動し始めた直後に脱水状態になったり熱中症になってしまう
可能性が高まります。
意外と気を付けているつもりでも、”正しく” ”十分に” 出来ていない場合が多いのがこの水分補給です。
一度普段の自分の取り組み方を見直してみましょう❕