「アスレティックトレーナーズルーム BASE」代表の須川 雄介(すかわ ゆうすけ)
です。
このブログでは、スポーツ現場で選手のコンディションを総合的にサポートする
”アスレティックトレーナー”が、アスリートや運動愛好家、またそのご家族や指導者の方々に役立つ情報を発信していきます!
第7回の今回は、
アスレティックリハビリテーションの総仕上げ、再発予防
について解説します!
トップアスリートの現場における復帰の流れ
特にトップアスリートの現場やトレーナーのサポートがある環境では、ケガをした後このような役割分担で競技復帰を目指していきますが、今回はその中でも運動・スポーツに復帰した後、再発予防の段階について解説します!
具体的なアスレティックリハビリテーションの流れ
前回の記事では、運動・スポーツに復帰する最終段階までについて説明しましたが、
今回は競技復帰した後、予防期について解説します❕
予防期
もうプレーや運動に戻ったからリハビリ終了❕
となっていませんか?
ここでリハビリで見つかった自分の身体の弱い部分のケアやトレーニングを辞めてしまうと、せっかくこれまでのリハビリで体力や身体の使い方を改善してもそれを維持できずにケガの再発のリスクが高まります。
またここまでのリハビリは、身体の状態を
ケガをする前の状態に戻す あるいは
今回のケガが再発しないレベルに持っていく
ためのものですが、
特に競技スポーツの世界ではそれだけでは不十分で
これまで以上にパフォーマンスを向上させる
ことを常に目指していかなければなりません。
しかしパフォーマンスが向上するという事は同時に身体にかかる負担も高まります。
そのため
「パフォーマンスを向上させるためのトレーニング」
と同時に
「増えた負担に耐えられる身体を作るトレーニング」
を並行して行わなければなりません。
(これらはウエイトトレーニングのように両方の要素を兼ね備えたトレーニングもあるので全く別のものではないのですが…)
これはアスレティックトレーナーとS&Cトレーナー・指導者が連携して計画を立てて行っていきます。
まとめ
ここまで全回に渡って「スポーツ現場におけるケガからの競技復帰の流れ」をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
プロスポーツやトップアスリートの現場では当たり前の事ですが、
もちろんプレーする環境やカテゴリーによってこれらが完璧には出来ない場合も多いです。
しかし、まずは
「こういった過程や専門家のサポートがあること」
を知り、そして
「自分が今いる環境の中でどうしたらこれに近い形を再現できるか」
を考えるきっかけになればと思います。自分もあらゆるカテゴリーのアスリートがこのようなサポートを受けられるようにお手伝いしていきたいと思っていますので、必要になった際には是非声をかけてください❕
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