こんにちは!
アスレティックトレーナーズルームBASEです
皆さん、
脱水症状というと
夏の暑い時期を思い浮かべる人が
多いと思いますが…
正月の箱根駅伝やサッカーなどで
足が攣ったり倒れてしまう
選手がいるのを見ても分かるように
冬の寒い時期でも
脱水症状は起こります
そこで今回は、アスリートの
コンディション作りをサポートする専門家
アスレティックトレーナーが
冬の脱水症状を防ぐポイント
について解説します!
冬の脱水症状はなぜ起こる?
夏は暑さによって汗をかきやすくなるので
脱水症状が起こるイメージは
湧くと思いますが…
冬は気温もそんなに高くならないのに
なぜ脱水症状が
起こってしまうのでしょうか?
①汗の代わりにおしっこの量が増えるから
寒い時、普段よりトイレが近くなりませんか?
周りの気温が低いと、
身体のホルモンの働きによって
身体から熱が逃げないように
汗の量を減らす
⇕ 代わりに…
体内の水分量を調節するために
おしっこの量を増やす
という状態になるので、
出口が変わるだけで身体から
水分は出ていってしまう
②厚着や暖房で意外と汗をかいている
汗の量が減るといっても
あくまで「夏と比べれば」
というだけであって
冬でももちろん汗によって
身体から水分が失われています
特に冬の場合は
・防寒のために厚着、重ね着をする
・肌をあまり出さない
・暖房で温度を上げる
ことによって汗をかきますが、
夏のように目に見えるくらいダラダラ出ないので
汗をかいている自覚がしづらい
ことに注意が必要です
③身体から水分が逃げやすい気候
空気が非常に乾燥しやすい
=呼吸や肌からの蒸発で
身体から水分が逃げやすい
そしてこの
呼吸や肌からの蒸発で水分が逃げるのは自分では感じ取れない(不感蒸泄)ので
のどが渇くといった
脱水状態を自覚しにくい
点にも注意が必要です
④水分補給を避けがち
寒い時に常温や冷たいドリンクを
飲むと身体が冷える感じがして
ついつい水分補給を
サボりがちになりますが…
上で説明したように
気づかぬうちに水分が足りなくなっているので
しっかり水分補給しておく必要があります
実際の水分補給のポイント
運動前・運動中・運動後に
それぞれ何をどの位飲むべきか?は
こちらの記事でまとめてありますが
さらに気をつけるポイントとしては
・「のどが渇く前に」飲む
→のどの渇きを感じた時には
もう脱水している
・水分補給のタイミングを
各自に任せない
→自分の感覚に任せると手遅れになったり
量が足りなくなったりする
そのために
練習スケジュールの中で
あらかじめ水分補給の
タイミングと量を決めておく
のがおススメです
冬の時期を
シーズンの良い結果に繋げるためには、
練習やトレーニングを一生懸命頑張るだけでなくそれ以外の時間で
コンディション作りをしっかり行う
ことも重要になります。
レベルの高いアスリートほど、こういった
競技以外の部分の意識も高いもの
正しく理解してしっかり取り組みましょう!